KAT-TUN嫌いがquarterのDVDを見た話(内容編)
前回までのあらすじ
KAT-TUN嫌いのごくせん2直撃世代が
この記事をとっかかりにKAT-TUNのコンサートに興味をもち、金欠のくせにquarterコンの初回DVDを買う。
やばい……ごくせん2直撃世代でありながらKAT-TUN嫌いだった私がついにライブDVD買っちゃったよ……お金ないのに…………昨日ため旅録画した上でリアタイしてツタヤでCDガッツリ借りたくらいからやばいとは思っていたけれども。だって安かったの(言い訳)
— しー (@Giraff_blue) November 7, 2015
ネットって怖いよねー……いつでも買い物ができちゃうからさー!!ジャニヲタブログでみんなKAT-TUNのライブ絶賛してるから見てみたくなっちゃったんだもん……CD聞いててKAT-TUNの曲調嫌いじゃないというかむしろ好きな方って気づいちゃったんだもん………
— しー (@Giraff_blue) November 7, 2015
そしてこの状況になる。
KAT-TUNのDVD届いた。夕飯の間だけとかいいながら最後まで一気に見てしまった。エンターテイメントとして最高に完成されてた。食わず嫌いしてた自分を殴りたいと思った。ところで今FC入れば春コンには間に合うんですかね? pic.twitter.com/94OVsE5VPb
— しー (@Giraff_blue) November 11, 2015
Dead or AliveからのRayは、黒魔術でKAT-TUNを召喚して支配される感満載でそれがたまんなくて動悸とまんなくて最後の田口くんの涙で泣いた馬鹿は私です
— しー (@Giraff_blue) November 11, 2015
なす術なし。
そこっ!床が汚いとか言わない!
PCで画像見て初めて気が付いた。
この時は興奮でそれどころじゃなかったから…
ちなみにたまたま実家の犬が今家にいるので毛が落ちているだけで、常日頃こんなに汚いわけじゃないです。念のため。
復習終わり。
今回はDVDについての感想をダラダラ書くよ!
まだ特典を見ていないので、完全に個人の主観です。
思いっきり間違った解釈をしていたらすみません。
ところでこの記事を書いてて気づいたけど、私はもしかしたら衣装厨なのかもしれない。
演出に注目してDVDを見ようと思っていたはずなのに、読み返したら衣装についての感想ばっかりだった(笑)
ものすごーーーーーく長いです!
DVDを買ってから届くまで
あらすじにも書いた通り、私はてつたろうさんをはじめとする、たくさんジャニヲタのみなさんのブログを読んでこのDVDの購入を決意しているので、購入前からセットリストや、一通りの見どころは確認済み。
でもあえて少年倶楽部プレミアムで放送されたコンサートの密着映像*1は見なかった。
それはコンサートを見てからの方が楽しめると思ったので。
DVDが届くまでは、DVDを購入する前にTSUTAYAで借りていたBreak the records、CHAIN、楔、come hereのCDを一通り聞いていた。
Rescueを聞いて、RESCUE~特別高度救助隊*2を思い出し、あまりの懐かしさに涙さえした(大げさ)。
Twitter関連で言うと、ありがたいことに私のようなぽっと出がKAT-TUNに興味を持つことを歓迎してくださるファンの方々が多く、上記の『DVD買ってしまったよツイート』がたくさんリツイートされていた。
小心者の私はここで、もしこれで自分にこのDVDが刺さらなかったらどうしよう……と焦りだす。
またこの時点では、今の自分の状況的に新たな沼に手を出す余裕などないという冷静な判断を持ち合わせていたということもあり、(買った時点でもう冷静じゃないとか聞こえない)、ひたすら予防線を張ることに必死になる。
本当に何気なくつぶやいた事への反響がすごくて正直ちょっとビビってるwwまだDVD手元にないし、時間的にいつ見れるかもはっきりしないけどゆーっくりゆるーく好きになれるといいなーって思っているのです…
— しー (@Giraff_blue) November 8, 2015
残念ながらこの努力は無意味であった。
DVD到着 Disc1再生
待ちに待ったDVDが到着し、私は『夕食を食べている間だけ見るから』という果たされることのない約束を唱えてDVDの再生を始めた。
ちなみに今回このDVDを買った最大の目的は、演出がすごいと巷で噂のRayを見ることだったので、メンバーだけでなく演出に注目できるように冷静に見るということを目標としていた。
しかし、この目標は残念ながらものの数分で崩れ去ったのだった……
OVERTURE~In Fact
オープニングの映像にいよいよ始まる…!!とドキドキしてると、ついにKAT-TUNが登場した。
4人が乗ったパズルのピースのような形のステージが会場の4隅から中央に進む間、メンバーの煽りもあって否応なしに気持ちが高まる…!
そして4つのピースが会場の中央に位置する四角いピース*3を
中心としてひとつになり、始まるKISS KISS KISS!!
あーーーーこれ絶対楽しいやつ!!興奮MAXで張り裂けそうになるやつ!!!
と、DVD再生後5分で声を出して叫びたい衝動に駆られる。
この時点で今回の目標は散った。今となってはむしろ本望である。
ちなみに、このコンサートの私的No.1衣装はこの時の田口くんの衣装だ。
だって薔薇柄だよ?ほとんどおばさんの鞄と同じ柄だよ?
注:画像はイメージです。
それをまるで王子様のようにスタイリッシュに着こなす田口くん。
やっぱり君はリアル王子様だ。
生地は薔薇柄、袖口に金銀の装飾、銀糸の刺繍で縁取りされた黒いベルベット地の襟とかなりドレッシーな上着の下に、デニムシャツやウエスタンベストを着て破綻なくまとまって見えるのもすごい。
貴公子感漂わせながらも少しやんちゃな雰囲気を併せ持っていて、私の少ない語彙力では伝えられないほど素敵だ。
しかもこの上着を脱ぐと全く印象が違う、さわやかお兄さん風にモデルチェンジできるという!
KAT-TUNの衣装担当の方、本当にありがとう。
しかし、このオープニングの衣装は本当に凝っている。
個々に見ると全く違う服を着ていて、でも全体でみるとまとまって見える。
それぞれ全く違う個性を持つけれど、集まればちょっとやんちゃでゴージャスな雰囲気を醸し出す、KAT-TUNというグループを体現している衣装という気がした。
他の3人の衣装も細かく書こうとしたらかなり長くなってしまったので省くけれど、もしこれから初めてDVDを見るという方がいたらぜひ注目してほしい。
簡単に言うと、上田くんは5分丈ジャケットで右肩に大きなファーがついているし、中丸くんは迷彩柄でフード付きジャケット、亀梨くんに至っては片腕シースルーのジャケットでリボンタイをしている。
文字で書くとまるで想像つかないが、とにかくかっこいいのでぜひ。
KISS KISS KISSの間はずっと衣装に目を奪われていたので意識しなかったが、RACE GOES ONから照明と映像の美しさに気付く。
時々差し込まれる天井からの映像が、これまたかっこいい!
4人の間を多くのレーザーが走る様子を上から見ると、まるでKAT-TUNがゲームの登場人物のように見える。
それに感動し、LIPSに興奮している間に気が付いたらKAT-TUNがステージからトロッコに移動していてびっくりした。いつの間に移動したんだろう。
ONE DROPで上田くんのいかつい見た目を裏切る高くて少し鼻にかかった甘い声にキュンとした後、BIRTHで田口くんの『君を探す』の指さしで致命傷を受ける。
Japanesque
これが噂の刀剣乱舞KAT-TUN!!
個人的には上田くんは刀剣乱舞と言うよりはBASARA寄りだと思う。
長衣の上着を肩掛けにして下は虎柄ノースリーブのところとか。
衣装だけでいえばこんな感じに近い気がする。
刀剣乱舞感が強いのは田口くんかな。着物風の上着の下にナポレオンベストとシャツを着ているところが特に。
田口くんの衣装っぽいのをあげるとするならこれかなあ。
二次元にはあまり詳しくないのであくまでイメージだけど。
亀梨くんは着物の衿合わせになっていたこともあって、まるで歌舞伎の女形のようだった…セクシーと言うより色っぽい。
Lovin'Uで傘を持った亀梨くんは結ばれない恋をしている花魁そのもので、駕籠に亀梨くんが乗った時はとても切なかった…さすが亀梨和也。
中丸くんの衣装が一番現代に近い気がしたなあ。むしろ袖丈は長くて着物っぽいシルエットをしているはずなのに。スカーフを巻いていたからなのかな?ターンをした時に袖がひらりと翻るのが素敵だった。
実はDVDを見る前、セットリストを見ても和アレンジの楽曲のイメージが全然湧かず、いったいどんなことになっているんだろう…に心配していたのだが、始まってみればむしろこのバージョンのCDを発売してほしいと思うくらいだった。
そんなこんなで楽しんでいたらあっという間に亀梨くんが駕籠で月に帰る時間になってしまい、次はいい恋をするんだよ…と勝手に物語を作って切ない気分に浸っていたら、
Rock
その駕籠を上田くんがタバコのポイ捨てで燃やした―!!!
このことはたくさんのブログに書かれていたので情報として知ってはいたけれど、実際に見るとものすごい衝撃…(笑)!!!
すごいという思う気持ちと、でもなんだか笑えてくる気持ちのせめぎあいがすごい。
これからストレスたまったらこのシーン見ることにします。
なんだか知らないけど元気が出てくる気がする。
PHOENIXの照明とモニターの映像が本当にきれい。
KAT-TUNのコンサートは、特効の使い方が上手いと褒められることが多いように感じたけれど、その前に照明や映像を駆使して世界観を作り上げているからこそ、より特効が活かされるんだな、と感じた。
FIRE and ICEの照明もかっこいい。
ムービングステージ全体に流れる映像が空撮されているシーンが特に好きだ。
春夏秋冬からNOTHING ELSE MATTERSにかけてのメインモニター分割の演出といい、本当によく考えれているな、と思う。
東京ドームという大きな会場では、KAT-TUNが本当に小さくしか見れない席も多い。
でもそういう席の人たちもなるべく楽しむことができるように、全方位に対して丁寧に作られているなと感じる。
むしろこの演出の全体像を見たいから天井席から見てみたい!
ドームだからこそ入りたいといわれるコンサートは伊達じゃない。
メンバーアップももちろん嬉しいんだけど、素晴らしい演出の全体像を把握したいので天井席の定点カメラ映像を特典でつけてほしいと思いましたまる
— しー (@Giraff_blue) November 11, 2015
だからこそぜひこれをお願いします。
MC
初めてKAT-TUNのMC見たけど面白い!可愛い!!
なんでこんなに上田くんと田口くんは仲良しなんだろう。もっとお願いします。
さっきまでジャニーズの亀梨和也!!だったのに、かめなしかずやくんになってしまう亀梨くん推せる。
中丸くん「タメ旅知らない人手を挙げて?おい勇気あるな!」、これが帝王感というものか…萌えました。
私はKAT-TUN=GOLDと言うくらい、GOLDは印象が強い曲なんだけれど、MCで知ってる?と聞くってことは長い間やっていなかったのかな。
大好きな曲なので少しさみしい。来年もやってくれるといいな。
我慢できずにDisc2を続けて再生
Digital
こういう衣装の型違いが好きだー!
どうしてこういう型になったのか考えるのが楽しい。
田口くんは長身で手足が長いので膝までのロングジャケット。でも裾から腰までスリットが複数あるので、回った時に裾が円形に広がり、とても綺麗。前身頃がライダースのように閉じられていてすこし襟元が詰まって見えるせいか、未来人が着ている服のよう。Digitalというコンセプトが一番分かりやすい衣装だと思う。
亀梨くんは腰上までの丈のライダースのような型のジャケットにズボンだけど、腰回りにスカートのようなものを巻いている。これも回った時に綺麗。田口くんの次にDigital感が強い衣装だと思う。
上田くんはジャケットの前身頃は普通だけれど、後ろ身頃がアシンメトリーになっている。1番ワイルドな印象の衣装。
中丸くんはジャンパーのような形の上着とズボン。中に着ているニットの襟首が詰まり気味なのもあってなのか、4人の中で1番かっちりした印象の衣装。
こうして見ると、1つ1つの衣装は、それぞれのメンバーの特徴をよく活かすように作られられていたり、世間が抱く印象を強調するような衣装が作られていることが分かる。
衣装はその人のキャラクターを分かりやすく表す重要なツールなんだな、と実感する。
KAT-TUNと電子音の親和性高い!
やっぱりKAT-TUNはゲームから出てきたんだ!
HBB
ぺぺってこれかー!!!
これは確かにペペとしか言いようがないわ。他に説明しようがない。
中丸くん天才だなあ!!!
ぜひ見たことない人はDVDで見てほしい!
Shuffle
shuffleコーナーはみんなわちゃわちゃしていて可愛かったけれども、とりあえず中丸くんが歌った田口くんソロの衣装(右手が龍になっている衣装)の詳細をだれか教えてください。
映像に残っているかとか。ものすごく気になる!
何がどうしてあんな衣装になったんだろうか…(笑)
Real Faceカラオケはもちろんテレビの前で歌った。
中丸くんに声調子いいって褒められるし、上田くんにきれいって言われるし至福の時間。
亀梨・上田ペアは『ありがとう』に合わせてさわやかなジャケットコーデ。
中丸・田口ペアはB-boy風で、スタジャンに黒スキニ―。
黄色のおそろいのスニーカーが可愛かった。
亀梨・上田ペアはふたりともさわやかなジャケットコーデだったけど、全然柄は違ったのに対して、中丸・田口ペアはスタジャンの色は灰色と黒で違ったけれど、全体的には似たような衣装だった。
これはペア同士を対比させたのかな。
Dead or alive ~Ray
これだけを目当てにこのDVDを買ったようなものだったけど、ここだけでこのDVDを買った価値があったと思った。
Jrが黒いローブを身にまとってquarterのピースを掲げ、そのピースを合わった時メインモニターが割れてKAT-TUN登場とか、黒魔術による召喚の儀式に他ならないだろー!!
何この厨二心くすぐる演出!!やめて!!!!好きになっちゃうから…!!!
ここの衣装、スパンコール生地の衣装に黒い羽根飾りっていうのもポイント高い!黒魔術で召喚された堕天使っぽい。
綺麗なメインモニターを背負って階段を降りてくるKAT-TUNがまたかっこよくて…地上に降臨している感すごくて…
そしてとどめのRay!!
色とりどりの炎があがってレーザーが走ってついに支配されちゃったんだな…と思っていたら、大サビで花火と炎とレーザーに追い打ちかけられる感じ。
これ嫌いな人っているの?
きっといない。
そんな興奮がまったく冷めないまま『それぞれの空』に突入して、テンション落ち着かないまま田口くんが泣きながら絞り出すように歌っているの見て、「9年間スゲー色々あって…」みたいな挨拶聞いて…
MCとかでもずっとニコニコしてて、全力で踊って歌っていた田口くんがどんな思いでこのコンサートやってたのかなとか考えっちゃたら…そりゃ泣くでしょ。
Dead or AliveからのRayは、黒魔術でKAT-TUNを召喚して支配される感満載でそれがたまんなくて動悸とまんなくて最後の田口くんの涙で泣いた馬鹿は私です
— しー (@Giraff_blue) November 11, 2015
みんなこうなるよ。
このあとのアンコールとかは色々な感情が渋滞したまま見てしまったので正直よく覚えてない。
最後みんなが笑顔でよかったな、と思ったことは覚えている。
結論
信じられないくらい長く色々と書いたけど、もしここまで読んでくれた人がいて、その中にKAT-TUNのコンサートを見たことないよ、という人がいたら、騙されたと思って1度でいいので見てほしい。食わず嫌いは勿体ない。
このコンサートは、ただのアイドルのコンサートなんかじゃない。
グループとしての歴史、メンバーの努力、スタッフさんの協力、ファンの支え、そのすべてがひとつになって生まれた、最高のエンターテイメントなのだ。
それを目の当たりにして、ここに加わりたいと思うことはごく自然なことだと思う。
私はこのDVDを見て1日でFCに入会してしまったわけだが、全く後悔していない。
来年KAT-TUNは10周年。
そんな記念すべき年を迎える前にKAT-TUNの魅力に気づくことができて本当に良かった。
このDVDが発売されて約1か月経つそうだが、いまだにオリコンランキング20位以内にランクインしているらしい。
それは私のように誰かの口コミに後押しされてこのDVDを手に取る人がいるからではないだろうか。
もしこの記事が、そんな迷っている人の背中を少しでも押すことができたらうれしいなと思う。
おわり