KAT-TUN嫌いがquarterのDVDを見た話(いきさつ編)
結果、こうなりました。
KAT-TUNのDVD届いた。夕飯の間だけとかいいながら最後まで一気に見てしまった。エンターテイメントとして最高に完成されてた。食わず嫌いしてた自分を殴りたいと思った。ところで今FC入れば春コンには間に合うんですかね? pic.twitter.com/94OVsE5VPb
— しー (@Giraff_blue) November 11, 2015
Dead or AliveからのRayは、黒魔術でKAT-TUNを召喚して支配される感満載でそれがたまんなくて動悸とまんなくて最後の田口くんの涙で泣いた馬鹿は私です
— しー (@Giraff_blue) November 11, 2015
タイトル通りDVDの感想を書こうと思ったんだけど、こういうことに至った状況も書いておいた方が後々自分で読み返した時に面白いかな、と思って書くことにした。
とても長い自分語りなのでDVDの感想を見たい方が万が一いらしたら、次の記事を見てください。
ここには有益な情報はありません。次の記事にもないけど。
ものすごく長い前書き
唐突だが、私はジャニヲタブログを読むのが好きだ。
ジャニヲタブログには、自担への愛や考察から自分の日常に関する愚痴などがそれぞれの視点から書かれている。
そんなブログを読むと、本当に様々な年代、職業の人の考えを少し覗くことができる気がして楽しいのだ。
そしてその内容の多くは、自担への愛にあふれていて、読んでいてなんだかあたたかい気持ちになることが多い。
色々なSNSが普及した今、未だにブログというツールがここまで根付いているのはジャニヲタくらいなんじゃないかと思う。根拠はないけど。*1
そんなわけで私はジャニヲタブログをよく読んでいるのだが、そのそもそものきっかけは、2013年ごろからV6が気になり始めたことだった。
なぜそこでV6が気になったのかということまで書くと話が本筋から大きく離れてしまうので省く。
10年くらい前、当時中学生だった私は、嵐、特に櫻井翔くんが大好きで、母娘ともにジャニヲタという生粋のジャニヲタの同級生がいた影響もあり、うたばんやMステ、少年倶楽部をはじめとして、ジャニーズが定期的に出ていた番組はほとんど見ていた。
しかし高校生になってからは嵐のアルバムやDVDが出たらたまに買う程度になってしまい、テレビで目にすることが多い嵐ならまだしも他のグループのことなど近況は全然知らない、浦島太郎状態になってしまっていた。
その状態を解消しようとしてはじめたのが、ジャニヲタブログめぐりだった。
しばらくして、ある程度V6について学び、同時にはてなブログがジャニヲタブログの中で一大勢力であることを学んだころ、その時購読していたブロガーの方々がこぞって記事にしたものがあった。
COUNTDOWN LIVE 2013 KAT-TUNのことである。
COUNTDOWN LIVE 2013 KAT-TUN(通常仕様) [DVD]
- 出版社/メーカー: (株)ジェイ・ストーム
- 発売日: 2014/05/14
- メディア: DVD
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この時、ブログだけではなくTwitterでも、本当に多くの方がこのコンサートのことを称賛していた。
DVDが発売され、称賛する人はもっと多くなった。
しかし、私は正直、この時KAT-TUNに対して良い印象は全くなかった。
もっと言うと、嫌いだった。
私が1番ジャニーズが好きだった約10年前というのは、つまりはKAT-TUNのデビュー前後のころになるわけだが、このときのKAT-TUNは本当に本当に大人気だった。
飛ぶ鳥を落とす勢いどころか、ジェット機だって落としてやるぜくらいの勢いだった。
ごくせん2が放送された時期でもあったため、クラスのほとんどは赤西くんか亀梨くんが好きという状況の中、私がごくせん2の中で1番好きだったのは小出恵介さんだった。
理由は簡単。主要メンバーで1番まじめそうに見えたから。黒髪だったし。
そう、私は不良っぽくてチャラチャラしているKAT-TUNが怖かったのである(笑)!
ちなみにその当時、翔くんもだいぶチャラついていたが、根がお坊ちゃまなところは隠せていないというか、嵐にいる時は見た目はチャラついていても行動は真面目な大学生だったので平気だった。
嵐はその当時人気がなく、KAT-TUNは本当に大人気であったため、嫉妬していた面もあったのかもしれない。
今はそれがどんなに不毛なことかよく分かるけれど、当時の私には分からなかった。これぞ若気の至り。
そんなわけで、私がジャニーズに1番接していた時期でさえもKAT-TUNは意識的に避けまくっていたため、あの時代にジャニヲタ(と言えるのかは微妙な線だったが)でありながら、私はKAT-TUNのコンサートを映像でも1回も見たことがなかった。*2
そんな徹底したKAT-TUN嫌いな私でも、カウコン2013を多くの人が、
4人になってもKAT-TUNらしい迫力のあるコンサートでとにかく素晴らしかった。ジャニヲタなら嫌いな人はいない。
と言うので、一体そこまで言われるコンサートとはどんなものだろう?と気になり始めた。
しかし、V6のDVDやCD、健くんやトニセンの舞台、宝塚と天秤にかけた結果、好きでもないグループのDVDに使うお金の余裕はないとスルーしてしまった。
私が目にした感想のほとんどが、もともとKAT-TUNを気にしている人や、KAT-TUNが好きな人の感想であったことも大きかったと思う。
そりゃ元から好きならなんでも素敵に見えるに決まっている!という思いがどこかしらにあったのだ。
それから約2年たった現在、色々とあって、結局私はV6 20周年を茶の間のまま終えようとしていた。
この1年は茶の間ではあったが、紅白から始まり、24時間テレビを楽しんだり、コンサートレポを読んだり、学校へ行こう!を見たりと私的になかなか充実したV6ライフを送った。
自分が水素自動車もびっくりな低燃費のファンであることを実感し、またこれ以上自分の経済的に趣味を増やせないのは分かっているんだから、V6は茶の間のまま応援していこう、そう決めた1年だった。
その矢先、この記事に出会った。
ここからが本編
正直、どうやってこの記事までたどりついたのかは全く覚えていない。
いつものようにジャニヲタブログめぐりをしていて、偶然てつたろうさんのブログに出会ったのだ。
この記事からそのまま続けて数個の記事を順に読み進めていってもらえれば分かるが、ここにはてつたろうさんがどうやってKAT-TUNにはまっていったのかが時系列に、とても分かりやすく書いてある。
記事を読んでいる間、私はまるでてつたろうさんがKAT-TUNに落ちて行った時の状態を疑似体験しているかのように感じた。
そう思わせてくれる勢いと熱がここにはあった。
そして、いったいジャニーズに興味がなかった人をここまで落としたKAT-TUNのコンサートってどんなものなんだろう?こんなに多くの人に絶賛されているのに、私は本当に昔の印象のまま、詳しく知りもしないで食わず嫌いをしていていいのだろうか?
と考え始めた。
悩んだ時間1週間。
その間、KAT-TUNのコンサートDVDの感想を読み漁り、自分の財布の中身を確認したり、友達に一端冷静になるべきと言われたりしながら常にamazonのページをチェックしていた。
KAT-TUN LIVE 2015 “quarter" in TOKYO DOME(初回限定盤) [DVD]
- 出版社/メーカー: (株)ジェイ・ストーム
- 発売日: 2015/10/14
- メディア: DVD
- この商品を含むブログを見る
どうせ買うなら一番新しいものの初回盤、それが定価で手に入らなかったら諦める。
そう自分の中で決めた。
amazonの値段は結構変動するという新たな発見をして、DVDが定価になったり定価より高かったりの変動を見るたびに、一喜一憂していた。
その時、ふとamazon以外のネットショッピングページを見たら、なんと定価より大分値引きしたお値段で初回盤が売っているのを発見!!
私が気が付いたときには右手が購入ボタンをクリックしていた。
よく見たら送料がかかったので、結局定価くらいだったけれど、後悔は全くなかった。
もうここまで気になっていたら逆に実生活に支障をきたしているから買った方がいいと腹をくくったせいかもしれない。
冷静になれという、第三者からすればもっともなアドバイスをくれた友人よ。
私も分かっている。実生活でやらなくてはいけないことも多く、財政的にもカツカツの今、新たな沼に自ら嵌りにいくのは馬鹿の極みであるということは十分分かっている。
でも走り始めた気持ちは止まらないんだよっ! (クズの言い分)
結論
こんな長々と書いたけれど、本当に言いたいことはこれです。
KAT-TUNのコンサートについて語ってださった全ジャニヲタのみなさん、本当にありがとうございます。
そのおかげで私はKAT-TUNに興味を持って、その世界に触れてみることができました。
そして、もし何か大好きなものがあって、それを熱く語りたいけどまあいいか、となっている人。
もしできるなら、ぜひそれを熱く語ってほしいです。
それも情報の奔流に流されていってしまわないようなところで。
Twittterにも熱意の籠った文章や絵がたくさんあることは分かっています。
Twitterは本当に便利です。情報が早く、拡散や共有もしやすい。
私も大好きです。毎日たくさんのツイートをお気に入りしたりRTしたりしています。
でも、Twitterではそれが一過性に流れて行ってしまいやすい。
それは私がその熱意をキャッチする能力が低いからかもしれないけれど、それはすごく勿体ないことだと思うんです。
ブログを続けることができない私が言えるようなことじゃないけれど。
私は、どんなに自分の文章が下手で恥ずかしくても、時間がかかってタイムラグができてしまっても、それを残そうという努力はしようと今回のことで決めた。
それは自分にとっても大切だし、もしかしたら誰かの気持ちを動かすことができるかもしれないのだから。
KAT-TUN嫌いがquarterのDVDを見た話(内容編)に続く。