No.9 不滅の旋律 10/17マチネ 感想
ずっと感想を書こうと思っていたのにこんなに遅くなってしまった。
忘れちゃうからまめに書こうと思ってたのになあ。
日記が全く続かない人間なだけある。
以下、ダラダラと思い出しながら感想。
No.9は稲垣五郎さんが主演、大島優子さんがヒロインということで、今までの舞台とは色々と違って面白かった!
ちなみに私は観劇した舞台のパンフレットは必ず買う派なんだけど、
パンフレットが豪華!!!
これが一番の印象と言っても過言ではないかもしれない
写真貼ろうと思ったけど表紙真っ黒で綺麗に撮れないからやめた。
TBS冠だから?天下のSMAPとAKBの共演だから?
でもパンフレット大好きの私としてはとりあえず本当にありがとうございます。
まず製本が綺麗。
A5サイズできちんとハードカバー本のような表紙(よくある厚紙ではないということ)で、中身もかなりしっかりした紙を使っている。
それにひきかえペールギュントなんて厚紙をホチキスでパチンだよ?
そして出演者のみなさん、写真映りいい。
出演している役者さんに好きな方がいて、見に行かなかったって言う人はパンフレットだけでもかったらどうかな?ってくらい。
特に稲垣さんファン!!パンフレット買った方がいいですよ!!
稲垣ベートーヴェンの美しい写真が6P丸々あるし、対談も載ってるし。
ちなみに11/13~15の北九州公演が最後なのでね。ぜひ。(立ち位置)
もちろん和樹さんの写真写りもすごいいよー!!
衣装好みだし、コンディションいい状態で残してくれて本当にうれしい。
次に客層の話。
まず、すごく男の人が多い!!そして子供もいつもより多かった!
宝塚では男の人は少ないし、片岡愛之助さん主演で健くん出演の炎立つ、トニセン主演のON THE TOWN、内くん主演で和樹さん出演のペールギュントと、ここ最近見た舞台は大人の女性が一番多い印象が多かったのですごくびっくりした。
そもそも観劇が趣味の人って女性が多いイメージだし。
これがSMAPとAKBパワーかあと実感した。
しかも、10/17は大島優子さんのお誕生日であったらしい。
私の座った席はちょうど稲垣さんファンの席と大島さんファンの境目だったのか、1列先から先にはSMAPファンと思わしき女性たち、私の座っていた列は男女混合で、1列後ろからは男性が多いという状態だった。
なかなかこんなことないよね。
ちなみに私は初赤坂ACTでN列の上手ブロックだったけれど、舞台は近かった。
肉眼で表情も見える。
舞台が奥行きがかなりあったので奥に行かれるとキツイけど。
でも音響が最悪!!!
正直、サイドブロックだし覚悟してたけどひどい。
今回はベートーヴェンが題材ということで、もちろん交響曲とかが流れるわけだけど、これがスピーカーが近いせいかガンガンワンワンして仕方なかった…
仕方がないことは分かるんだけどもう少しどうにかならないもんかね…
生のピアノ演奏がどれだけ救いだったことか…
一応まだ公演が残っているので、キャストや内容についての感想は以下に畳みます。
そしてすごく長いです。
内容について。
私は白井さん演出の舞台は2度目。
はっきり言って、個人的にはペールギュントの方が好みだった。
何だろう、、No.9の脚本にはそんなに白井さんは関わってないのかな?
ペールギュントのような自由な演出はあまり見られなかったことが残念で。
今回はベートーヴェンが題材ということで、もちろん実在の人物だし、あまり自由度のない内容だと思うし、しっかりした脚本というのは重要だと思うけど、あまりにあっさりしすぎていた印象。
演出もあまり目新しさはなかったような…
まあその分話の本筋はとても追いやすかった。
でも一番伝えたいことがあまり伝わらなかったというか。
ベートヴェンの愛と音楽についてがテーマというのは分かるんだけど、パンチがなくて、ただその生涯を追っているだけのように感じてしまう部分もあった。
もう少しベートーヴェンの内面世界とかに踏み込んでもよかったんじゃないかなあ。
キャストも豪華で、実力者がそろっていたのでより一層それが残念だった。
稲垣五郎さんについて。
私は今はジャニヲタというほどではないけど、中学生のころは嵐が大好きで、ひいてはジャニーズというものが大好きで、うたばんなんかは毎週録画して繰り返し見る子供だった。
だからはじめての生稲垣さんにめちゃくちゃ興奮した!!
まず、本当にきれいな顔だな―――――!!!という印象。
すごく今更ですが。
和樹さんは男らしくて綺麗な顔だけれど、稲垣さんは綺麗なんだけど性別を感じなかった。
女性的でも男性的でも中性的でもなく、無性だった。でも人間だった。
そのせいか、稲垣ベートーヴェンは厭らしさを感じさせないベートーヴェンだった。
偏屈で、本当は愛を求めていて、でもそれを理解されない孤高の天才。
でもその愛は肉体と精神の両方を求めるといか、精神の方を真に求めている気がした。
稲垣さんはやはり舞台発声は慣れていないであろうことと、叫ぶシーンが多いためか、ちょっと喉が辛そうだったな…
今日は大丈夫だけど、数日後にはやばいんじゃないか?ってちょっとハラハラした。
演技的には声が少し枯れていて大丈夫な役柄だったけど、完全につぶれちゃ辛いよね…
かといって、これ以上マイクの音量上げて完全なテレビ発声にしたら周りから浮いちゃうしね…
こういうのは仕方がないとは思うけど、難しいですね。
大島優子さん。
大島さんもとってもかわいい顔をしていることはすごくよくわかった!
さすがトップアイドルだっただけある!!!。
でも、正直舞台にはあまり向いてないかな…と思ってしまった。
まず、稲垣さんもそうだけど、舞台の発声のために声を張るので、どうしても声が一本調子になっちゃうんだよね…
ベートーヴェンはそれでも成り立つ役柄だったけど、マリアはそうもいかないところも多くて…
これが舞台初挑戦のようだし、もっとそういうことに配慮した役でもよかったんじゃないかと思ってしまった。
でもそれじゃこの題材じゃできないか。
あと1番の問題が、、、背が低すぎるの!!!
舞台って遠くから見る人の方が近くから見る人より多いわけだし、子役じゃなくて大人の女性の役をやるなら、少なくとも160cm弱は欲しい。
そうしないとどうしてもスケール感とか、舞台上から発するエネルギーが足りない気がしてしまう。
声とか演技とかはこれからどうにでもなるけど、こればっかりはどうにもならないし…
以前映画で見た大島さんはとても可愛かったので、映画やテレビの方が向いているんじゃないかなーと思いました。
和樹さん。
すごい美味しい役だった!!
白井さん本当にありがとう!!!
まずね、衣装が可愛い!好み!ありがとうございます。(2回目)
お兄ちゃんたちを心配するニコラス、とてもかわいかったです。
ニコラス自体はカスパールにくらべてお兄さんと強い確執があるわけではなくて、どっちつかずというか、流されている印象のある役でやりにくかったのかな。
でもニコラスにはだからこその感情の起伏というか、繊細な考えがあったはずなので、もう少しそこが出てたらもっとよかったかなーと思う。
マリアにフラれちゃったり、結婚したことがマリアに知られちゃうところとかはとっても萌えましたありがとうございます。
つまり何が言いたいって、
白井さんまた和樹さんをよろしくお願いします!!
他のキャストの方々。
なんかすごーーーく長くなってしまったと思うので、後はざっと!
まず高岡早紀さん。
結婚するまではきゃぴ★みたいな感じだったのに、ベートーヴェンと復縁した時にはしたたかな女の顔していて、最後は疲れ切ったでも悟った顔をしていてさすがでした。
(私も騙されたい)
ベテランの力って本当にすごい。
この舞台のコアであったと思います。
片桐仁さん。
片桐さんはコメディ担当のような立ち位置であったけど、客を笑わせながらもメルツェルのしたたかな一面をのぞかせていた。後半のコア。
深水元基さん。
正直インディゴの夜のアレックスとしか知らなかったけど、前半のクズだけど憎めない役からの権力に媚びるクズへの転身は見事だった。
結婚おめでとうございます。
山崎雄大くん。
いやーやっぱり舞台の子役って本当に演技上手いよね!
それでいてカテコはかわいいとかほんとたまらん。
和樹さんと子供の組み合わせ最高だな、って実感させてくれたという意味でも偉大。
2回目のカテコではけるとき、和樹さんと子役の子が手を繋いで、子役の子がぴょんぴょん跳ねながらはけてたけど、それがすっごいかわいかったー!!手をつなぐときに和樹さんがかがんで子役の子に視線をあわせてあげてて、それもたまらなかった(笑)♡ #No.9
— しー (@Giraff_blue) 2015, 10月 17
小川ゲンさん。
イケメン(笑)!!
以上!長かった――――www