KAT-TUN嫌いがquarterのDVDを見た話(内容編)
前回までのあらすじ
KAT-TUN嫌いのごくせん2直撃世代が
この記事をとっかかりにKAT-TUNのコンサートに興味をもち、金欠のくせにquarterコンの初回DVDを買う。
やばい……ごくせん2直撃世代でありながらKAT-TUN嫌いだった私がついにライブDVD買っちゃったよ……お金ないのに…………昨日ため旅録画した上でリアタイしてツタヤでCDガッツリ借りたくらいからやばいとは思っていたけれども。だって安かったの(言い訳)
— しー (@Giraff_blue) November 7, 2015
ネットって怖いよねー……いつでも買い物ができちゃうからさー!!ジャニヲタブログでみんなKAT-TUNのライブ絶賛してるから見てみたくなっちゃったんだもん……CD聞いててKAT-TUNの曲調嫌いじゃないというかむしろ好きな方って気づいちゃったんだもん………
— しー (@Giraff_blue) November 7, 2015
そしてこの状況になる。
KAT-TUNのDVD届いた。夕飯の間だけとかいいながら最後まで一気に見てしまった。エンターテイメントとして最高に完成されてた。食わず嫌いしてた自分を殴りたいと思った。ところで今FC入れば春コンには間に合うんですかね? pic.twitter.com/94OVsE5VPb
— しー (@Giraff_blue) November 11, 2015
Dead or AliveからのRayは、黒魔術でKAT-TUNを召喚して支配される感満載でそれがたまんなくて動悸とまんなくて最後の田口くんの涙で泣いた馬鹿は私です
— しー (@Giraff_blue) November 11, 2015
なす術なし。
そこっ!床が汚いとか言わない!
PCで画像見て初めて気が付いた。
この時は興奮でそれどころじゃなかったから…
ちなみにたまたま実家の犬が今家にいるので毛が落ちているだけで、常日頃こんなに汚いわけじゃないです。念のため。
復習終わり。
今回はDVDについての感想をダラダラ書くよ!
まだ特典を見ていないので、完全に個人の主観です。
思いっきり間違った解釈をしていたらすみません。
ところでこの記事を書いてて気づいたけど、私はもしかしたら衣装厨なのかもしれない。
演出に注目してDVDを見ようと思っていたはずなのに、読み返したら衣装についての感想ばっかりだった(笑)
ものすごーーーーーく長いです!
DVDを買ってから届くまで
あらすじにも書いた通り、私はてつたろうさんをはじめとする、たくさんジャニヲタのみなさんのブログを読んでこのDVDの購入を決意しているので、購入前からセットリストや、一通りの見どころは確認済み。
でもあえて少年倶楽部プレミアムで放送されたコンサートの密着映像*1は見なかった。
それはコンサートを見てからの方が楽しめると思ったので。
DVDが届くまでは、DVDを購入する前にTSUTAYAで借りていたBreak the records、CHAIN、楔、come hereのCDを一通り聞いていた。
Rescueを聞いて、RESCUE~特別高度救助隊*2を思い出し、あまりの懐かしさに涙さえした(大げさ)。
Twitter関連で言うと、ありがたいことに私のようなぽっと出がKAT-TUNに興味を持つことを歓迎してくださるファンの方々が多く、上記の『DVD買ってしまったよツイート』がたくさんリツイートされていた。
小心者の私はここで、もしこれで自分にこのDVDが刺さらなかったらどうしよう……と焦りだす。
またこの時点では、今の自分の状況的に新たな沼に手を出す余裕などないという冷静な判断を持ち合わせていたということもあり、(買った時点でもう冷静じゃないとか聞こえない)、ひたすら予防線を張ることに必死になる。
本当に何気なくつぶやいた事への反響がすごくて正直ちょっとビビってるwwまだDVD手元にないし、時間的にいつ見れるかもはっきりしないけどゆーっくりゆるーく好きになれるといいなーって思っているのです…
— しー (@Giraff_blue) November 8, 2015
残念ながらこの努力は無意味であった。
DVD到着 Disc1再生
待ちに待ったDVDが到着し、私は『夕食を食べている間だけ見るから』という果たされることのない約束を唱えてDVDの再生を始めた。
ちなみに今回このDVDを買った最大の目的は、演出がすごいと巷で噂のRayを見ることだったので、メンバーだけでなく演出に注目できるように冷静に見るということを目標としていた。
しかし、この目標は残念ながらものの数分で崩れ去ったのだった……
OVERTURE~In Fact
オープニングの映像にいよいよ始まる…!!とドキドキしてると、ついにKAT-TUNが登場した。
4人が乗ったパズルのピースのような形のステージが会場の4隅から中央に進む間、メンバーの煽りもあって否応なしに気持ちが高まる…!
そして4つのピースが会場の中央に位置する四角いピース*3を
中心としてひとつになり、始まるKISS KISS KISS!!
あーーーーこれ絶対楽しいやつ!!興奮MAXで張り裂けそうになるやつ!!!
と、DVD再生後5分で声を出して叫びたい衝動に駆られる。
この時点で今回の目標は散った。今となってはむしろ本望である。
ちなみに、このコンサートの私的No.1衣装はこの時の田口くんの衣装だ。
だって薔薇柄だよ?ほとんどおばさんの鞄と同じ柄だよ?
注:画像はイメージです。
それをまるで王子様のようにスタイリッシュに着こなす田口くん。
やっぱり君はリアル王子様だ。
生地は薔薇柄、袖口に金銀の装飾、銀糸の刺繍で縁取りされた黒いベルベット地の襟とかなりドレッシーな上着の下に、デニムシャツやウエスタンベストを着て破綻なくまとまって見えるのもすごい。
貴公子感漂わせながらも少しやんちゃな雰囲気を併せ持っていて、私の少ない語彙力では伝えられないほど素敵だ。
しかもこの上着を脱ぐと全く印象が違う、さわやかお兄さん風にモデルチェンジできるという!
KAT-TUNの衣装担当の方、本当にありがとう。
しかし、このオープニングの衣装は本当に凝っている。
個々に見ると全く違う服を着ていて、でも全体でみるとまとまって見える。
それぞれ全く違う個性を持つけれど、集まればちょっとやんちゃでゴージャスな雰囲気を醸し出す、KAT-TUNというグループを体現している衣装という気がした。
他の3人の衣装も細かく書こうとしたらかなり長くなってしまったので省くけれど、もしこれから初めてDVDを見るという方がいたらぜひ注目してほしい。
簡単に言うと、上田くんは5分丈ジャケットで右肩に大きなファーがついているし、中丸くんは迷彩柄でフード付きジャケット、亀梨くんに至っては片腕シースルーのジャケットでリボンタイをしている。
文字で書くとまるで想像つかないが、とにかくかっこいいのでぜひ。
KISS KISS KISSの間はずっと衣装に目を奪われていたので意識しなかったが、RACE GOES ONから照明と映像の美しさに気付く。
時々差し込まれる天井からの映像が、これまたかっこいい!
4人の間を多くのレーザーが走る様子を上から見ると、まるでKAT-TUNがゲームの登場人物のように見える。
それに感動し、LIPSに興奮している間に気が付いたらKAT-TUNがステージからトロッコに移動していてびっくりした。いつの間に移動したんだろう。
ONE DROPで上田くんのいかつい見た目を裏切る高くて少し鼻にかかった甘い声にキュンとした後、BIRTHで田口くんの『君を探す』の指さしで致命傷を受ける。
Japanesque
これが噂の刀剣乱舞KAT-TUN!!
個人的には上田くんは刀剣乱舞と言うよりはBASARA寄りだと思う。
長衣の上着を肩掛けにして下は虎柄ノースリーブのところとか。
衣装だけでいえばこんな感じに近い気がする。
刀剣乱舞感が強いのは田口くんかな。着物風の上着の下にナポレオンベストとシャツを着ているところが特に。
田口くんの衣装っぽいのをあげるとするならこれかなあ。
二次元にはあまり詳しくないのであくまでイメージだけど。
亀梨くんは着物の衿合わせになっていたこともあって、まるで歌舞伎の女形のようだった…セクシーと言うより色っぽい。
Lovin'Uで傘を持った亀梨くんは結ばれない恋をしている花魁そのもので、駕籠に亀梨くんが乗った時はとても切なかった…さすが亀梨和也。
中丸くんの衣装が一番現代に近い気がしたなあ。むしろ袖丈は長くて着物っぽいシルエットをしているはずなのに。スカーフを巻いていたからなのかな?ターンをした時に袖がひらりと翻るのが素敵だった。
実はDVDを見る前、セットリストを見ても和アレンジの楽曲のイメージが全然湧かず、いったいどんなことになっているんだろう…に心配していたのだが、始まってみればむしろこのバージョンのCDを発売してほしいと思うくらいだった。
そんなこんなで楽しんでいたらあっという間に亀梨くんが駕籠で月に帰る時間になってしまい、次はいい恋をするんだよ…と勝手に物語を作って切ない気分に浸っていたら、
Rock
その駕籠を上田くんがタバコのポイ捨てで燃やした―!!!
このことはたくさんのブログに書かれていたので情報として知ってはいたけれど、実際に見るとものすごい衝撃…(笑)!!!
すごいという思う気持ちと、でもなんだか笑えてくる気持ちのせめぎあいがすごい。
これからストレスたまったらこのシーン見ることにします。
なんだか知らないけど元気が出てくる気がする。
PHOENIXの照明とモニターの映像が本当にきれい。
KAT-TUNのコンサートは、特効の使い方が上手いと褒められることが多いように感じたけれど、その前に照明や映像を駆使して世界観を作り上げているからこそ、より特効が活かされるんだな、と感じた。
FIRE and ICEの照明もかっこいい。
ムービングステージ全体に流れる映像が空撮されているシーンが特に好きだ。
春夏秋冬からNOTHING ELSE MATTERSにかけてのメインモニター分割の演出といい、本当によく考えれているな、と思う。
東京ドームという大きな会場では、KAT-TUNが本当に小さくしか見れない席も多い。
でもそういう席の人たちもなるべく楽しむことができるように、全方位に対して丁寧に作られているなと感じる。
むしろこの演出の全体像を見たいから天井席から見てみたい!
ドームだからこそ入りたいといわれるコンサートは伊達じゃない。
メンバーアップももちろん嬉しいんだけど、素晴らしい演出の全体像を把握したいので天井席の定点カメラ映像を特典でつけてほしいと思いましたまる
— しー (@Giraff_blue) November 11, 2015
だからこそぜひこれをお願いします。
MC
初めてKAT-TUNのMC見たけど面白い!可愛い!!
なんでこんなに上田くんと田口くんは仲良しなんだろう。もっとお願いします。
さっきまでジャニーズの亀梨和也!!だったのに、かめなしかずやくんになってしまう亀梨くん推せる。
中丸くん「タメ旅知らない人手を挙げて?おい勇気あるな!」、これが帝王感というものか…萌えました。
私はKAT-TUN=GOLDと言うくらい、GOLDは印象が強い曲なんだけれど、MCで知ってる?と聞くってことは長い間やっていなかったのかな。
大好きな曲なので少しさみしい。来年もやってくれるといいな。
我慢できずにDisc2を続けて再生
Digital
こういう衣装の型違いが好きだー!
どうしてこういう型になったのか考えるのが楽しい。
田口くんは長身で手足が長いので膝までのロングジャケット。でも裾から腰までスリットが複数あるので、回った時に裾が円形に広がり、とても綺麗。前身頃がライダースのように閉じられていてすこし襟元が詰まって見えるせいか、未来人が着ている服のよう。Digitalというコンセプトが一番分かりやすい衣装だと思う。
亀梨くんは腰上までの丈のライダースのような型のジャケットにズボンだけど、腰回りにスカートのようなものを巻いている。これも回った時に綺麗。田口くんの次にDigital感が強い衣装だと思う。
上田くんはジャケットの前身頃は普通だけれど、後ろ身頃がアシンメトリーになっている。1番ワイルドな印象の衣装。
中丸くんはジャンパーのような形の上着とズボン。中に着ているニットの襟首が詰まり気味なのもあってなのか、4人の中で1番かっちりした印象の衣装。
こうして見ると、1つ1つの衣装は、それぞれのメンバーの特徴をよく活かすように作られられていたり、世間が抱く印象を強調するような衣装が作られていることが分かる。
衣装はその人のキャラクターを分かりやすく表す重要なツールなんだな、と実感する。
KAT-TUNと電子音の親和性高い!
やっぱりKAT-TUNはゲームから出てきたんだ!
HBB
ぺぺってこれかー!!!
これは確かにペペとしか言いようがないわ。他に説明しようがない。
中丸くん天才だなあ!!!
ぜひ見たことない人はDVDで見てほしい!
Shuffle
shuffleコーナーはみんなわちゃわちゃしていて可愛かったけれども、とりあえず中丸くんが歌った田口くんソロの衣装(右手が龍になっている衣装)の詳細をだれか教えてください。
映像に残っているかとか。ものすごく気になる!
何がどうしてあんな衣装になったんだろうか…(笑)
Real Faceカラオケはもちろんテレビの前で歌った。
中丸くんに声調子いいって褒められるし、上田くんにきれいって言われるし至福の時間。
亀梨・上田ペアは『ありがとう』に合わせてさわやかなジャケットコーデ。
中丸・田口ペアはB-boy風で、スタジャンに黒スキニ―。
黄色のおそろいのスニーカーが可愛かった。
亀梨・上田ペアはふたりともさわやかなジャケットコーデだったけど、全然柄は違ったのに対して、中丸・田口ペアはスタジャンの色は灰色と黒で違ったけれど、全体的には似たような衣装だった。
これはペア同士を対比させたのかな。
Dead or alive ~Ray
これだけを目当てにこのDVDを買ったようなものだったけど、ここだけでこのDVDを買った価値があったと思った。
Jrが黒いローブを身にまとってquarterのピースを掲げ、そのピースを合わった時メインモニターが割れてKAT-TUN登場とか、黒魔術による召喚の儀式に他ならないだろー!!
何この厨二心くすぐる演出!!やめて!!!!好きになっちゃうから…!!!
ここの衣装、スパンコール生地の衣装に黒い羽根飾りっていうのもポイント高い!黒魔術で召喚された堕天使っぽい。
綺麗なメインモニターを背負って階段を降りてくるKAT-TUNがまたかっこよくて…地上に降臨している感すごくて…
そしてとどめのRay!!
色とりどりの炎があがってレーザーが走ってついに支配されちゃったんだな…と思っていたら、大サビで花火と炎とレーザーに追い打ちかけられる感じ。
これ嫌いな人っているの?
きっといない。
そんな興奮がまったく冷めないまま『それぞれの空』に突入して、テンション落ち着かないまま田口くんが泣きながら絞り出すように歌っているの見て、「9年間スゲー色々あって…」みたいな挨拶聞いて…
MCとかでもずっとニコニコしてて、全力で踊って歌っていた田口くんがどんな思いでこのコンサートやってたのかなとか考えっちゃたら…そりゃ泣くでしょ。
Dead or AliveからのRayは、黒魔術でKAT-TUNを召喚して支配される感満載でそれがたまんなくて動悸とまんなくて最後の田口くんの涙で泣いた馬鹿は私です
— しー (@Giraff_blue) November 11, 2015
みんなこうなるよ。
このあとのアンコールとかは色々な感情が渋滞したまま見てしまったので正直よく覚えてない。
最後みんなが笑顔でよかったな、と思ったことは覚えている。
結論
信じられないくらい長く色々と書いたけど、もしここまで読んでくれた人がいて、その中にKAT-TUNのコンサートを見たことないよ、という人がいたら、騙されたと思って1度でいいので見てほしい。食わず嫌いは勿体ない。
このコンサートは、ただのアイドルのコンサートなんかじゃない。
グループとしての歴史、メンバーの努力、スタッフさんの協力、ファンの支え、そのすべてがひとつになって生まれた、最高のエンターテイメントなのだ。
それを目の当たりにして、ここに加わりたいと思うことはごく自然なことだと思う。
私はこのDVDを見て1日でFCに入会してしまったわけだが、全く後悔していない。
来年KAT-TUNは10周年。
そんな記念すべき年を迎える前にKAT-TUNの魅力に気づくことができて本当に良かった。
このDVDが発売されて約1か月経つそうだが、いまだにオリコンランキング20位以内にランクインしているらしい。
それは私のように誰かの口コミに後押しされてこのDVDを手に取る人がいるからではないだろうか。
もしこの記事が、そんな迷っている人の背中を少しでも押すことができたらうれしいなと思う。
おわり
KAT-TUN嫌いがquarterのDVDを見た話(いきさつ編)
結果、こうなりました。
KAT-TUNのDVD届いた。夕飯の間だけとかいいながら最後まで一気に見てしまった。エンターテイメントとして最高に完成されてた。食わず嫌いしてた自分を殴りたいと思った。ところで今FC入れば春コンには間に合うんですかね? pic.twitter.com/94OVsE5VPb
— しー (@Giraff_blue) November 11, 2015
Dead or AliveからのRayは、黒魔術でKAT-TUNを召喚して支配される感満載でそれがたまんなくて動悸とまんなくて最後の田口くんの涙で泣いた馬鹿は私です
— しー (@Giraff_blue) November 11, 2015
タイトル通りDVDの感想を書こうと思ったんだけど、こういうことに至った状況も書いておいた方が後々自分で読み返した時に面白いかな、と思って書くことにした。
とても長い自分語りなのでDVDの感想を見たい方が万が一いらしたら、次の記事を見てください。
ここには有益な情報はありません。次の記事にもないけど。
ものすごく長い前書き
唐突だが、私はジャニヲタブログを読むのが好きだ。
ジャニヲタブログには、自担への愛や考察から自分の日常に関する愚痴などがそれぞれの視点から書かれている。
そんなブログを読むと、本当に様々な年代、職業の人の考えを少し覗くことができる気がして楽しいのだ。
そしてその内容の多くは、自担への愛にあふれていて、読んでいてなんだかあたたかい気持ちになることが多い。
色々なSNSが普及した今、未だにブログというツールがここまで根付いているのはジャニヲタくらいなんじゃないかと思う。根拠はないけど。*1
そんなわけで私はジャニヲタブログをよく読んでいるのだが、そのそもそものきっかけは、2013年ごろからV6が気になり始めたことだった。
なぜそこでV6が気になったのかということまで書くと話が本筋から大きく離れてしまうので省く。
10年くらい前、当時中学生だった私は、嵐、特に櫻井翔くんが大好きで、母娘ともにジャニヲタという生粋のジャニヲタの同級生がいた影響もあり、うたばんやMステ、少年倶楽部をはじめとして、ジャニーズが定期的に出ていた番組はほとんど見ていた。
しかし高校生になってからは嵐のアルバムやDVDが出たらたまに買う程度になってしまい、テレビで目にすることが多い嵐ならまだしも他のグループのことなど近況は全然知らない、浦島太郎状態になってしまっていた。
その状態を解消しようとしてはじめたのが、ジャニヲタブログめぐりだった。
しばらくして、ある程度V6について学び、同時にはてなブログがジャニヲタブログの中で一大勢力であることを学んだころ、その時購読していたブロガーの方々がこぞって記事にしたものがあった。
COUNTDOWN LIVE 2013 KAT-TUNのことである。
COUNTDOWN LIVE 2013 KAT-TUN(通常仕様) [DVD]
- 出版社/メーカー: (株)ジェイ・ストーム
- 発売日: 2014/05/14
- メディア: DVD
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この時、ブログだけではなくTwitterでも、本当に多くの方がこのコンサートのことを称賛していた。
DVDが発売され、称賛する人はもっと多くなった。
しかし、私は正直、この時KAT-TUNに対して良い印象は全くなかった。
もっと言うと、嫌いだった。
私が1番ジャニーズが好きだった約10年前というのは、つまりはKAT-TUNのデビュー前後のころになるわけだが、このときのKAT-TUNは本当に本当に大人気だった。
飛ぶ鳥を落とす勢いどころか、ジェット機だって落としてやるぜくらいの勢いだった。
ごくせん2が放送された時期でもあったため、クラスのほとんどは赤西くんか亀梨くんが好きという状況の中、私がごくせん2の中で1番好きだったのは小出恵介さんだった。
理由は簡単。主要メンバーで1番まじめそうに見えたから。黒髪だったし。
そう、私は不良っぽくてチャラチャラしているKAT-TUNが怖かったのである(笑)!
ちなみにその当時、翔くんもだいぶチャラついていたが、根がお坊ちゃまなところは隠せていないというか、嵐にいる時は見た目はチャラついていても行動は真面目な大学生だったので平気だった。
嵐はその当時人気がなく、KAT-TUNは本当に大人気であったため、嫉妬していた面もあったのかもしれない。
今はそれがどんなに不毛なことかよく分かるけれど、当時の私には分からなかった。これぞ若気の至り。
そんなわけで、私がジャニーズに1番接していた時期でさえもKAT-TUNは意識的に避けまくっていたため、あの時代にジャニヲタ(と言えるのかは微妙な線だったが)でありながら、私はKAT-TUNのコンサートを映像でも1回も見たことがなかった。*2
そんな徹底したKAT-TUN嫌いな私でも、カウコン2013を多くの人が、
4人になってもKAT-TUNらしい迫力のあるコンサートでとにかく素晴らしかった。ジャニヲタなら嫌いな人はいない。
と言うので、一体そこまで言われるコンサートとはどんなものだろう?と気になり始めた。
しかし、V6のDVDやCD、健くんやトニセンの舞台、宝塚と天秤にかけた結果、好きでもないグループのDVDに使うお金の余裕はないとスルーしてしまった。
私が目にした感想のほとんどが、もともとKAT-TUNを気にしている人や、KAT-TUNが好きな人の感想であったことも大きかったと思う。
そりゃ元から好きならなんでも素敵に見えるに決まっている!という思いがどこかしらにあったのだ。
それから約2年たった現在、色々とあって、結局私はV6 20周年を茶の間のまま終えようとしていた。
この1年は茶の間ではあったが、紅白から始まり、24時間テレビを楽しんだり、コンサートレポを読んだり、学校へ行こう!を見たりと私的になかなか充実したV6ライフを送った。
自分が水素自動車もびっくりな低燃費のファンであることを実感し、またこれ以上自分の経済的に趣味を増やせないのは分かっているんだから、V6は茶の間のまま応援していこう、そう決めた1年だった。
その矢先、この記事に出会った。
ここからが本編
正直、どうやってこの記事までたどりついたのかは全く覚えていない。
いつものようにジャニヲタブログめぐりをしていて、偶然てつたろうさんのブログに出会ったのだ。
この記事からそのまま続けて数個の記事を順に読み進めていってもらえれば分かるが、ここにはてつたろうさんがどうやってKAT-TUNにはまっていったのかが時系列に、とても分かりやすく書いてある。
記事を読んでいる間、私はまるでてつたろうさんがKAT-TUNに落ちて行った時の状態を疑似体験しているかのように感じた。
そう思わせてくれる勢いと熱がここにはあった。
そして、いったいジャニーズに興味がなかった人をここまで落としたKAT-TUNのコンサートってどんなものなんだろう?こんなに多くの人に絶賛されているのに、私は本当に昔の印象のまま、詳しく知りもしないで食わず嫌いをしていていいのだろうか?
と考え始めた。
悩んだ時間1週間。
その間、KAT-TUNのコンサートDVDの感想を読み漁り、自分の財布の中身を確認したり、友達に一端冷静になるべきと言われたりしながら常にamazonのページをチェックしていた。
KAT-TUN LIVE 2015 “quarter" in TOKYO DOME(初回限定盤) [DVD]
- 出版社/メーカー: (株)ジェイ・ストーム
- 発売日: 2015/10/14
- メディア: DVD
- この商品を含むブログを見る
どうせ買うなら一番新しいものの初回盤、それが定価で手に入らなかったら諦める。
そう自分の中で決めた。
amazonの値段は結構変動するという新たな発見をして、DVDが定価になったり定価より高かったりの変動を見るたびに、一喜一憂していた。
その時、ふとamazon以外のネットショッピングページを見たら、なんと定価より大分値引きしたお値段で初回盤が売っているのを発見!!
私が気が付いたときには右手が購入ボタンをクリックしていた。
よく見たら送料がかかったので、結局定価くらいだったけれど、後悔は全くなかった。
もうここまで気になっていたら逆に実生活に支障をきたしているから買った方がいいと腹をくくったせいかもしれない。
冷静になれという、第三者からすればもっともなアドバイスをくれた友人よ。
私も分かっている。実生活でやらなくてはいけないことも多く、財政的にもカツカツの今、新たな沼に自ら嵌りにいくのは馬鹿の極みであるということは十分分かっている。
でも走り始めた気持ちは止まらないんだよっ! (クズの言い分)
結論
こんな長々と書いたけれど、本当に言いたいことはこれです。
KAT-TUNのコンサートについて語ってださった全ジャニヲタのみなさん、本当にありがとうございます。
そのおかげで私はKAT-TUNに興味を持って、その世界に触れてみることができました。
そして、もし何か大好きなものがあって、それを熱く語りたいけどまあいいか、となっている人。
もしできるなら、ぜひそれを熱く語ってほしいです。
それも情報の奔流に流されていってしまわないようなところで。
Twittterにも熱意の籠った文章や絵がたくさんあることは分かっています。
Twitterは本当に便利です。情報が早く、拡散や共有もしやすい。
私も大好きです。毎日たくさんのツイートをお気に入りしたりRTしたりしています。
でも、Twitterではそれが一過性に流れて行ってしまいやすい。
それは私がその熱意をキャッチする能力が低いからかもしれないけれど、それはすごく勿体ないことだと思うんです。
ブログを続けることができない私が言えるようなことじゃないけれど。
私は、どんなに自分の文章が下手で恥ずかしくても、時間がかかってタイムラグができてしまっても、それを残そうという努力はしようと今回のことで決めた。
それは自分にとっても大切だし、もしかしたら誰かの気持ちを動かすことができるかもしれないのだから。
KAT-TUN嫌いがquarterのDVDを見た話(内容編)に続く。
KERA MAP #006 GOODBYE 10/18 感想
思いだし感想2つ目。
10/17,18は観劇続きだったなあ。
この日は横浜のKAATでGOODBYEを見ました。
KAAT大好き!前日赤坂ACTだったからか、より一層感じたw
KAATは綺麗だし、音響も結構いいし、あと客席間が広いので通り抜けしやすい。
傾斜も強いので、どこからでも人の頭というストレスを抱えずに見ることができる。
バルコニーはさすがに見切れがありそうだけど…
今回は2階席2列目ドセンターという席だったけど、とても見やすかったな。
肉眼では表情は見えるか見えないかくらいだけど、全体がよく見えるし。
でも結構高いので、高所恐怖症の人は要注意。
この舞台はストレートプレイは初めての妹と祖母と見に行ったけど、二人が見た最初のお芝居がこれでよかったな、と思う。
とても楽しい舞台だった。
私も観劇初心者(というより何となく流されるまま見たいものを見ている)なので、KERA MAPのことについて全く知らなかった。
豪華なキャストを見て、家族で見るなら絶対こういうテレビでよく見る人たちが出ているお芝居がいいよなーというざっくりした理由でチケットを取った。
その後で調べて、ケラリーノさんという方が有名な演出家で、KERA MAPはケラリーノさんが脚本、演出するお芝居なのだと知った。
その時、ケラリーノさんのお芝居の特徴は、シュールで毒のある世界観が特徴とあって、正直不安になる私…
なにせ、祖母は82歳!
あまりに静かだったり、難しい演出の舞台では寝てしまう(笑)!!!
なにせ宝塚でも寝たんですよ。あんなにオケが鳴っているのに。
でもベルバラは起きてた。本当に謎。
植田先生のあの幕前が多い謎の脚本は先生の同世代には受けがいいのかもしれない。
大多数には理解不能だが。
でも今回のお芝居は原作のグッドバイがコメディであったためか、シュールな笑いや毒もすこしありつつも、全体的に明るく分かりやすいコメデイだった。
グッドバイは未完の作品ということで、半分以上はケラリーノさんが作った物語なわけだけど、ベタだけれどもキュンキュンして笑えるというお芝居で、家族で楽しく見ることができました。ありがとうございました。
祖母も寝なかったです。
演出について。
舞台の左右から中央上にかけて伸びる広い階段状のセット、縦長のスクリーン数個や、可動式の少し大きめな絹子の部屋、編集部、田島の部屋、バー(今でいうキャバクラ?)などのセットはその都度出入りし、後はキャストがダンスをしながら椅子などの小道具を持ってきて場面を作っていた。
お話の本筋での演出は、そんなに特徴があるものではなかったけれど、映画のオープニングのようなシーンや、舞台転換の際や回想などでダンスが差し込まれるところが特徴的だったと思う。
特にオープニングのシーンは、縦長のスクリーンに昔の映画のようなかすれた字でキャストの名前が出され、その下でキャストがポーズをとるという、スクリーンと階段状のセットを上手く使った印象的でかっこいいシーンだった。
あのシーンは、舞台を見ているのに、まるで映画を見ているような不思議な気持ちにさせてくれた。
キャストについて。
キャストは、主演の中村トオルさんをはじめ、そうそうたるメンバーがそろっているだけあって、演技はみなさん安定感があった。(なんか上からみたいですみません)
特に印象に残った主演の二人の感想だけ個別に書こうかな。
中村トオルさんは、本当にイケメンだった!!(語彙力の欠如)
まず、声がかっこいい。もちろん顔もかっこよかったけれども。
田島は裏商売に手を染めてお金を稼ぎ、妻子が地方に疎開していたことをいいことに大勢の愛人を囲っているというクズで、しかも自分勝手に別れを告げに行くのに、直接はっきりとは言いにくいから妻の代役を立てて愛人に自ら身を引かせるように仕向けるという、正直言ってクズの上にクズを塗り固めたようなクズの極みなわけだけど、中村トオルさんが演じるとこの男ならそうやって騙される人でるよなあって納得した。
しかも、田島は無駄にその愛人たちに責任まで感じているんだよね。
なのに別れは直接はっきり言えない。
そういうクズで情けなくて、それなのに無駄にいい男ぶろうとするところがとてもよく出ていた。
最後、田島と絹子が結ばれるときの接吻云々のシーンはニヤニヤしながら見た!
(キモイ)
もー田島もっと押しちゃえ!絹子も素直になっちゃいなよー!!みたいな心境で見てたけど、今思えば田島って本当にクズだし、1年間拘束されていたせいで仕事の地位も失って、裏商売の資金ももう奥さんに遺産として引き継がれているわけだし、
絹子、やっぱり駄目だわその男。目を覚まして。
あの時応援したのなしなし!!
上にも書いた通り、中村トオルさんの田島は最高だったけど、
このお芝居のMVPは間違いなく小池栄子さんだったと思う。
絹子は粗野で下品で貧乏でがめつくて信じられないくらいよく食べる、でも実は純情な女ということで、小池さんは普段の小池さんでは全くなかった。
リーガルハイの色気むんむん小池さんなんてどこにもいなくて、そこにいるのは色気0どころかマイナス100くらいの絹子だった。
絹子は基本的にその行動で観客を笑わせる役割なので、ご飯を中村トオルさんの顔に吹き出したりなどの行動をとっているんだけど、その行動のなかにも微妙な変化がうかがえた。
絹子は何か決定的な出来事があって田島を好きになったわけじゃない(というか田島は行動だけなら最悪だし)。それが伝わってくることがすごいことだと思った。
舞台ではドラマみたいに何時間もかけて関係性を生むわけにはいかないし、突然の出来事で恋に落ちることが多い。それはきっとその方がドラマチックで、派手で、描きやすいからなんだと思う。
でも今回のお芝居では、絹子の自然に恋に落ちる様を描いていた。
どこが好きとか、いつから好きとか明確に言えるのではなくて、なんでかは分からないけど惹かれていってしまう。
そういう絹子の揺れる気持ちがすごく自然に演じられていて、本当にすごいなと思った。
女優 小池栄子のファンになるお芝居でした。
グッドバイはコメディだったけれど、同時に絹子に感情移入して見た私には少女漫画みたいに甘酸っぱい恋の話でした。
でも、田島は良くないよ~絹子!!
No.9 不滅の旋律 10/17マチネ 感想
ずっと感想を書こうと思っていたのにこんなに遅くなってしまった。
忘れちゃうからまめに書こうと思ってたのになあ。
日記が全く続かない人間なだけある。
以下、ダラダラと思い出しながら感想。
No.9は稲垣五郎さんが主演、大島優子さんがヒロインということで、今までの舞台とは色々と違って面白かった!
ちなみに私は観劇した舞台のパンフレットは必ず買う派なんだけど、
パンフレットが豪華!!!
これが一番の印象と言っても過言ではないかもしれない
写真貼ろうと思ったけど表紙真っ黒で綺麗に撮れないからやめた。
TBS冠だから?天下のSMAPとAKBの共演だから?
でもパンフレット大好きの私としてはとりあえず本当にありがとうございます。
まず製本が綺麗。
A5サイズできちんとハードカバー本のような表紙(よくある厚紙ではないということ)で、中身もかなりしっかりした紙を使っている。
それにひきかえペールギュントなんて厚紙をホチキスでパチンだよ?
そして出演者のみなさん、写真映りいい。
出演している役者さんに好きな方がいて、見に行かなかったって言う人はパンフレットだけでもかったらどうかな?ってくらい。
特に稲垣さんファン!!パンフレット買った方がいいですよ!!
稲垣ベートーヴェンの美しい写真が6P丸々あるし、対談も載ってるし。
ちなみに11/13~15の北九州公演が最後なのでね。ぜひ。(立ち位置)
もちろん和樹さんの写真写りもすごいいよー!!
衣装好みだし、コンディションいい状態で残してくれて本当にうれしい。
次に客層の話。
まず、すごく男の人が多い!!そして子供もいつもより多かった!
宝塚では男の人は少ないし、片岡愛之助さん主演で健くん出演の炎立つ、トニセン主演のON THE TOWN、内くん主演で和樹さん出演のペールギュントと、ここ最近見た舞台は大人の女性が一番多い印象が多かったのですごくびっくりした。
そもそも観劇が趣味の人って女性が多いイメージだし。
これがSMAPとAKBパワーかあと実感した。
しかも、10/17は大島優子さんのお誕生日であったらしい。
私の座った席はちょうど稲垣さんファンの席と大島さんファンの境目だったのか、1列先から先にはSMAPファンと思わしき女性たち、私の座っていた列は男女混合で、1列後ろからは男性が多いという状態だった。
なかなかこんなことないよね。
ちなみに私は初赤坂ACTでN列の上手ブロックだったけれど、舞台は近かった。
肉眼で表情も見える。
舞台が奥行きがかなりあったので奥に行かれるとキツイけど。
でも音響が最悪!!!
正直、サイドブロックだし覚悟してたけどひどい。
今回はベートーヴェンが題材ということで、もちろん交響曲とかが流れるわけだけど、これがスピーカーが近いせいかガンガンワンワンして仕方なかった…
仕方がないことは分かるんだけどもう少しどうにかならないもんかね…
生のピアノ演奏がどれだけ救いだったことか…
一応まだ公演が残っているので、キャストや内容についての感想は以下に畳みます。
そしてすごく長いです。
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